その姿を見たサニーは次第に目の前に色が戻っていった。皆の呼びかけで自分は一人じゃなく無力でもない、そう感じたサニーは再起したのだった。

サニー達は一斉にダークジャスティスに攻撃を仕掛けた。攻撃は聞いてるかに見えたが、殆どダメージを受けていなかった。

「仲間が揃ってもこの程度か、貴様の生ぬるい正義など通用せぬわああああっ!!!」
激しい斬撃を放ち、よけるサニー達。斬撃は大爆発を起こした。

「こんなの食らったら即死だわ。」
ルージュは言う。

再び反撃をするサニー達は無我夢中で攻撃を続けた。しかしダークジャスティスは6人がかりの攻撃をものともせず吹き飛ばした。

「まるで歯が立たないわ。」
かつて一撃で殴り飛ばされて逃げた時とは比べ物にならないほどダークジャスティスは強くなっていた。そんな彼に驚くサニー。

ならばと全方向に分かれて一斉に攻撃を繰り出した。打撃に衝撃波といった持てる力を余すことなく発揮していくが、ダークジャスティスは素手で攻撃を受け止めると攻撃を跳ね返した。
攻撃をよけると再び反撃に出るが、サニーが攻撃を仕掛けた瞬間突然姿を消すと一瞬で背後に回り、攻撃を仕掛けた。

「どうだ、瞬間移動には手も足も出ないだろう!」
ダークジャスティスは高笑いした。その隙にアムールが背後からエネルギー弾で攻撃を仕掛けた。

サニーとアムールで挟む形で一斉に攻撃を始めると再び総力を挙げた。このまま一気に畳みかければ倒せるだろう、サニー達はそう信じて攻撃を続けた。

やがて光の玉を一斉に投げつけると大爆発を起こした。

「やったか!?」

勝利を確信するサニー。しかし煙が消えると何事もなかったかのようにダークジャスティスが立ち上がってきたのだ。

「これだけやっても倒せないなんて・・・」
サニー達は戦慄した。そしてダークジャスティスは反撃に出るとサニー達は返り討ちに遭い、一撃で倒された。

「さて邪魔はいなくなったしこれから人間狩りでもするか。」
ダークジャスティスは不敵な笑みを浮かべながらその場を去ろうとした。サニーはそうはさせまいと彼の足にしがみついた。

「人類を殺して何になるっていうの?」
サニーの問いかけにダークジャスティスは答えた。

「それはもちろん地球を破壊するからに決まってるだろ。目的のためには本来の自然を破壊して環境をめちゃくちゃにする、こんな野蛮な生き物がいたらいずれ地球は滅ぶからそうなる前に人類は絶滅させて本来の自然あふれる地球を復活させるんだよ!それが俺の正義だ。」

ダークジャスティスの思想にサニーは怒りを見せた。

「確かにそれは言えてる、けど自然を守る動きだってあるしそんな一方的な思い込みは正義じゃなくて悪魔よ!」
サニーはそう言いながらエネルギー弾を撃ち続けた。

「じゃあてめえの正義はなんだ?人類が全てだというのか?そういう悪魔はてめえだろ!人類がいるから地球は汚れる、この世界に人類は必要ないんだよ!!」
ダークジャスティスはそう言うとしがみつくサニーを地面に叩きつけて引き離そうとした。しかしサニーは体が血に染まっても決して離れずにエネルギー波を放った。

攻撃を受けた拍子にダークジャスティスは足元が不安定になりその場に倒れた。その瞬間にサニー達は一斉に攻撃を仕掛けようとするが、すぐに立ち上がると反撃に出た。

双方の攻撃がぶつかり合うが、ダークジャスティスは息切れすることなくサニー達を圧倒した。互いが血に染まる中猛攻に耐えるサニー達は次第に限界を感じていた。

「終わりだな。」
ダークジャスティスが止めの一撃を当てようとした時サニーの手から剣が現れたのだった。

続く

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